この記事の出典
  • 「第50話 失われた海を求めて 中編」
など

第50話 失われた海を求めて 中編


公開日:2025年3月6日
最終更新日:2025年3月6日

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掲載情報

タイトル:「第五十話 失われた海を求めて 中編」

掲載号:『good!アフタヌーン』2025年4月号
発売日:2025年3月6日
ページ数:28p
作者近況:「スケジュール組み間違えて
原稿上げて徹夜で歯医者に行く羽目に。」

新たに判明した情報

  • 第三章「渉外室のカフナ」開幕
  • カドー自治区族長→イリナス=セイ=テン
    ココパ自治区族長→リリリア=パドリッティア
    ラコタ自治区族長→クラン=ブルゥ
  • 暦の大魔術師→ミツエ=キン
  • シオが新しい司書寮に入った
  • 久しぶりにシオとセドナが邂逅する
  • 暦の大魔術師の予知
    →シオ・ククオらしきものとセドナ・ビロウっぽい二つ
  • セドナやガガービッツなどの強力な魔術師は
    災害級魔術師(ゼネラブタ)と呼ばれる

イリナス=セイ=テン

カドー自治区族長。「円君」と呼ばれていた。
カドー族の宗教の起教では、「転生の環」と呼ばれ、
円を描くものは縁起が良いとされるので、
そこに関係する呼び名だと思われる。
カドー帝国第二代皇帝ジェーン=セイ=テンや

現法務室室長ベイス=セイ=テンと同じ「セイ=テン」の名前を持つ

比較的男性っぽい言動だが、普通に男性だろうか…?
胸に膨らみがあるような気もするが、女性ならば意外性を出すために、
もっと女性だと分かりやすく描くと思われる…?
『圕の大魔術師』では、セドナを始めとして性別に関する部分も
一つの個性として表現されていて、
キャラクターそれぞれの魅力となっているため、
どちらでもおかしくない。
髪の色も、カドー族は普通黒髪であるのに対し、
この人物はそうではない色をしている。
白髪などはあるだろうが、高齢には見えないし、いったいどうなのだろうか…?
仮面に目の付近に穴らしきものがないように感じるが、
前は見えるのだろうか…? 心の目でマナを見ているとか…?

甘漿

甘い飲み物であると思われる。
カードゲームの「マジック:ザ・ギャザリング」には
「甘露のイトグモ」というカードがあり、
こちらの中国語版が「甘漿隱士」である。実は泉先生の作品には、
「マジック:ザ・ギャザリング」に関係することが以前から何度も登場している。
泉光先生の読み切り『少女は屋根裏に住む勇者の夢を見るか?』の作中作では、
そのほとんどが「マジック:ザ・ギャザリング」のカードの名称が使われていた。
(「冬の宝珠」、「世界のるつぼ」、「神秘の蛇」など)
そして、「図書館の大魔術師」もカードとして存在するものである。
どうやら「大魔術師」のシリーズが存在するらしく、
「秩序の大魔術師」や「バザールの大魔術師」というのが存在するようである。
それぞれ、「理の大魔術師」やカリンの通称「バザルの魔術師」を連想させる。
七大魔術師は現在のところ、5人判明しているが、
「鏡の大魔術師」や「天秤の大魔術師」などは
残りの大魔術師として登場してもおかしくなさそうな名称をしている。
(大魔術師の前の言葉はすべて訓読みで読むものが入るので、
「天秤の大魔術師」は「秤の大魔術師」とかの方がそれっぽい。)
ちなみに英語版では、「Magus of the ◯◯◯」という書式ですべて記述される。

リリリア=パドリッティア

ココパ自治区族長。

レレレイアス

ココパ自治区大司都(ペトリポッパ)。
「リリリア」と同じくラ行を重ねるタイプの言葉。
首府という呼び名ではなかった。別にちゃんと首府が存在するか、
主要な都市にココパ族独自の呼び名をつけているのかもしれない。

大樹精ケタナント

リリリアに対し主張が大事だと説く人物の言葉にある精霊の名前。
ちなみに、シオはイシュトア=セロスを初めて見た際に、
「まるで大樹の大精霊ヴォータンのように大きく見えた」と形容している。

クラン=ブルゥ

ラコタ自治区族長。鮮革党第一席。
ツインテールの髪にハイレグの露出の多い格好をしている。
マナや魔術方面にも長けているのか、
接触してきた者の背中に隠れていた人物にも気付き、挑戦的な性格を見せる。
「貴公」や「彼奴等(きゃつら)」など、
発する一つ一つの言葉がなんだか劇調じみている。
格好つけ(?)という意味ではセドナと近いものを感じる。

ミツエ=キン

暦の大魔術師。最近、政界から引退した。
予知能力を持ち、その未来では「黒馬の使者と聖獣の使者」が中心にいるという。
ラコタ族には日本人の名前が付けられることが多いが、
「ミツエ」とは、日本では現在、
比較的高齢の方に多い名前であり、世代ごとに違いが見られて面白い。

カラ

ラコタ自治区首府。カドー帝国に対して反乱を起こし、
将軍アラスターを破ったラコタ族の英雄カラから、
作中で命名されたのだと思われる。
ラコタ族は色の名前が名字に付くが、
英雄カラは英語で「色」の意味である「color」からであろう。
同じ「色」を意味する単語には、フランス語の「couleur(クルール)」がある。
こちらはアヤが夢見ていた、
大天体望遠鏡がある学者の研究所の名称になっている。
ちなみにこれもカラにある。

鮮革党の二本指は対星を表す

対星は空に浮かぶ二つの月のこと。アレマナカはこれを元にして作成された。
また、暦の大魔術師も関係していると思われる。

災害級魔術師(ゼネラプタ)

強力な魔術師を指すと思われる言葉。
クラン=ブルゥは、セドナやガガービッツ、魔術学園の御三家を挙げた。

中央圕ホブニル独身寮

「ホブニル」とは、ラコタ族の故郷の地名。
今までの見習い司書寮とは違い、シオは先輩と2人部屋。

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